日産のEV「リーフ」【拡大】
円安で14年3月期は各社の輸出採算が大幅に改善し、計約1兆8000億円の増益効果を生んだ。今期は各社が円相場を前期から横ばいの1ドル=100円と予想し、前期比では逆に計2457億円の為替差損が発生。駆け込み需要の反動減が出るため4社が国内販売の前年割れを予想するなど順風とは言い難い。
それでも各社が強気なのは、1ドル=80円を上回る円高水準でも利益が出せるよう進めたここ数年の構造改革が業績を下支えするからだ。
収益力の高さを示す「売上高営業利益率」が13.6%(13年度)と業界トップの富士重工業は、コスト競争に陥りやすい軽自動車の生産をとりやめ、付加価値の高いSUV(スポーツ用多目的車)などに経営資源を集中したことが米国などでの販売好調につながった。吉永泰之社長は「社内努力、取引先の努力で為替以外でも(14年3月期で)360億円程度の営業利益を出せた」と笑みを見せる。