パナソニックは、明るさを2種類に切り替えられるリビング向けLED電球を投入する=20日、東京都杉並区【拡大】
パナソニックは20日、1つの電球で、2種類の明るさや光色を楽しめる発光ダイオード(LED)電球の新製品4種類を6月20日に発売すると発表した。専用リモコンや照明器具を交換することなく、既存のスイッチを押すだけで、生活シーンなどに応じて簡単に部屋や浴室などの雰囲気を変えることができる。
今回、ダイニング・浴室・廊下向けに4種類の電球を用意した。なかでもダイニング向けは、小学生の子供を持つ家庭の約6割がダイニングで学習していることに着目し、1つの電球で、文字がくっきりと見える勉強向けと、食材の色などが鮮やかに、おいしく見える食事向けの2つのモードを用意した。モードを切り替える場合は、2秒以内に2回スイッチを押す必要がある。
オープン価格だが、市場想定価格は5000円前後。パナソニックの西浦義晴LED光源グループ長は「これまでは省エネや明るさを訴求してきたが、加えて、明かりによる新しい生活を提案することで、既設住宅などのLED電球普及を狙いたい」とアピールした。