富士通、営業益2500億円目指す 17年3月期 新規分野のICT強化

2014.5.30 05:00

 富士通は29日、2017年3月期の連結営業利益(国際会計基準)について14年3月期比で69.8%増の2500億円を目指すとする経営計画を発表した。実現すれば13年3月期(日本基準)の2440億円を上回り過去最高となる。17年3月期の最終利益も過去最高の1500億円以上を目指す。

 山本正已社長は「構造改革の大きな経営課題は13年度に一定のめどがついた。14年度以降は成長戦略を経営の最大の焦点とする」と強調した。これまで経営の足かせとなっていた半導体事業の再編や携帯電話事業の構造改革にめどがついたとの認識を示した。

 今年度以降の成長戦略については、企業向けのクラウドサービスやビッグデータビジネスなどを伸ばすほか、医療や農業など新規分野でのICT(情報通信技術)の活用拡大に注力する。経済成長が著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)での事業拡大も成長ドライバーにしたい考えだ。

 富士通はこれらの成長分野に今後3年間で2000億円を投資する。M&A(企業の合併・買収)も積極的に行う方針。山本社長は「ICTの進展で(市場環境が)大きく変わる時期に来ており、ビジネスチャンスがある。今投資をすれば、確実にリターンが得られる」と語り、攻めの姿勢に転じる考えを示した。

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