ウィンコーポレーション・中村真一郎社長【拡大】
--急成長している飲食店向けの食材流通事業は
「大手外食チェーンは、仕入れから配送、決済までの食材流通を自社でまかなうほか、大手食品卸と取引関係にある。しかし中堅・中小チェーンになると大手食品卸は利益が薄いため対応しない。当社が参入したのは、08年のリーマン・ショックの影響でドライバー派遣契約が激減した09年だった。従業員の雇用を守るために食材流通事業に参入した」
--参入後は順調だったか
「以前から外食チェーンとの取引があり、事業内容を熟知していたので戸惑いはなかった。また自社の物流設備なども活用した。商社をはじめメーカーや問屋なども次々と顧客を紹介してくれた。大手が手掛けない中堅・中小チェーンが中心だが、ステーキ、居酒屋、ラーメンの各チェーンなどが取引先となっている」
--今後の見通しは
「食材流通事業は、食材調達や物流を改善することでコストダウンを図れるので、外食産業の間で需要はますます広がるだろう。また物流事業のトラックは今年中にあと40台増やし、ドライバーも今年だけで200人増員する。14年3月期の売上高は31億円だったが、15年には45億円、5年以内に100億円に伸びると予想している」(佐竹一秀)