5月の車名別国内新車販売台数は、ダイハツ工業の軽自動車「タント」が前年同月比88.4%増の1万8656台となり、2カ月連続のトップだった。2位に入ったスズキ「ワゴンR」とワンツーフィニッシュを飾るなど軽優位が続く。ただ、消費税増税の影響で多くの車種が前年割れ。各社は夏のボーナス商戦に向け対策を迫られそうだ。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5日、発表した。
軽自動車は燃費性能の高さや維持費の安さが増税後も支持を集め、上位10車種のうち6車種を占めた。軽自動車を除く登録車ではホンダの小型車「フィット」が3位に入り、37.8%増の1万2984台だった。4月に10位圏外へ転落したトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」はトップ10に復帰したが、販売台数は前年からほぼ半減した。
消費税増税前の駆け込み需要の反動減で、上位10車種中6車種が前年割れ。昨年5月もエコカー補助金終了の影響で販売が苦戦していたことを考慮すれば、需要の落ち込みは深刻だ。
販売を下支えする駆け込み需要の受注残も、首位のタントですら6月前半には底を突く見込み。ダイハツの幹部は「ボーナス商戦を取り込めるか、(受注残が切れて)本来の姿に戻る今月からが正念場だ」と話す。
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■5月の車名別新車販売台数
順位 車名(メーカー) 台 数
1 タント(ダイハツ)★ 1万8656( 88.4)
2 ワゴンR(スズキ)★ 1万3258(▲ 2.1)
3 フィット(ホンダ) 1万2984( 37.8)
4 デイズ(日産)★ 1万2402(2480倍)
5 アクア(トヨタ) 1万2138(▲14.4)
6 N-BOX(ホンダ)★ 1万0312(▲29.5)
7 プリウス(トヨタ) 9788(▲47.1)
8 ミラ(ダイハツ)★ 9787(▲22.1)
9 ムーヴ(ダイハツ)★ 9527(▲42.4)
10 ヴォクシー(トヨタ) 9336( 3.7倍)
※台数のカッコ内は前年同月比増減率%。★は軽自動車。▲はマイナス