日本マクドナルドホールディングスは9日、5月の既存店売上高が前年同月比で2・4%減少したと発表した。2月から4カ月連続のマイナスだが、減少幅は4月の3・4%減から1ポイント改善するなど、この4カ月の中では最も少ない減少幅となった。
5月は「アボカドビーフ」「アボカドえび」など、女性をターゲットにしたアボカド関連商品や、新メニューの「とんかつマックバーガー」が好調で、既存店の客単価は3・3%増となった。
しかし、新メニューがいずれも予定よりも早く完売したため、月後半からの客数が伸び悩み、5月の既存店客数は5・5%減となり、既存店売上高も減少した。
6月については、サッカーワールドカップの公式スポンサーであるメリットを生かし、「ワールドカップ公式ハンバーガー」の販売で、売上高の改善を図る。