ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10日、インターネットに接続して、ゲーム機だけでなく、テレビなどさまざまな端末でゲームが楽しめる新世代型の配信サービス「プレイステーション(PS)ナウ」を7月末から米国とカナダで開始すると発表した。日本や欧州でも準備する。
PSナウは、ストリーミング方式でゲームを配信する。これまでゲーム機が個々に内蔵していた処理システムをネットの接続先のサーバーが持ち、ユーザー端末では送られてくる画像を表示し操作するだけでよくなる。高度なゲーム機やパソコンを持っていなくても、ゲームが楽しめるようになる。
今回、北米で家庭用ゲーム機「PS4」のユーザー向けにサービスを開始。仕様が異なるため遊べなかった旧モデル「PS3」のソフトがネット経由でPS4でも遊べる。料金は約3~約20ドル。
続いて「PS3」向けに9月、さらに「プレイステーション ヴィータ」や今秋発売予定の「プレイステーションTV」向けにも年内に北米で提供する。ゲーム機がなくてもコントローラーがあれば遊べるようになる。
PSナウは、ソニーの平井一夫社長が1月に米家電見本市「CES」で発表した。平井社長はテレビなどの電機部門が苦戦する中、ゲームやネットを活用したサービスを成長のエンジンにする考えを示している。