【挑む】野村不動産パートナーズ・関敏昭社長 合併の効果で大規模修繕に強み (2/2ページ)

2014.6.11 05:00

 --中長期的なメリットは

 「今後は民間事業者の資金やノウハウを活用して社会資本を整備し、公共サービスの充実を進めていく『PPP』(官民連携)による開発が進められていく。こうした案件の管理を受注するには、人材も含めた総合力・体力が不可欠。新会社を立ち上げたことで、この分野でも存在感を発揮したい。また、既存マンションでもエネルギーの効率的な使用を目指すスマート化が進んでいくはず。こうした動きに取り組んでいくことは社会的使命だ。1~2年以内にスマート化に対応できるサービスの提案を行う計画だ。これは合併しなければ具現化できなかった」

 --今後の収益計画は

 「2013年3月期の業績は単純合算で売上高718億円で経常利益は51億円。総合管理業という強みが発揮されるようになるので、遠くない時期にそれぞれ1000億円と100億円まで引き上げることができるとみている。ただ、これらの数値はあくまで通過点だ」(伊藤俊祐)

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【プロフィル】関敏昭

 せき・としあき 慶大法卒。1980年野村不動産入社。2003年取締役、常務、野村リビングサポート社長などを経て、14年4月から現職。56歳。新潟県出身。

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【会社概要】野村不動産パートナーズ

 ▽本社=東京都新宿区西新宿1-26-2

 ▽設立=1977年4月

 ▽資本金=1億円

 ▽事業内容=ビル・マンションの管理

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