京セラなどが建設したメガソーラーを一望できる見学施設=鹿児島市【拡大】
京セラや竹中工務店など7社でつくる共同出資会社が建設した鹿児島市内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)に併設する見学施設の入館者数が、オープンから7カ月で1万人を突破した。施設から巨大なメガソーラーを一望できるため、家族連れのほか、企業研修や学校の社会学習でも人気を集めている。
メガソーラーは約127万平方メートルの敷地に、京セラ製太陽電池パネル約29万枚を敷き詰め、273億円を投じて建設。昨年11月に稼働を始めた。出力は7万キロワットで、年間発電量は一般家庭約2万2千世帯分に相当する。丸紅などが大分市に建設したメガソーラーが今年4月に稼働するまでは国内最大出力だった。
見学施設は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ485平方メートル。メガソーラーの稼働開始に合わせてオープンした。メガソーラーを一望できる展望所を備えるほか、太陽電池の仕組みや開発の歴史をパネルで紹介している。