上場来初の赤字に転落し、会場を移したワタミの株主総会=29日午前、東京都港区(山沢義徳撮影)【拡大】
総会でも、社員向けの理念集にあった「365日24時間死ぬまで働け」という表現について株主から質問が上がり、経営陣が「休みの日でもお客さまへの思いを忘れないように、という意味だったが、批判を受け改訂した」と釈明した。
今後の業績回復策については、大規模チェーン店から、より専門色の強い店舗への転換を進める方針を桑原豊社長が説明。今期は最終損益を69億円改善し、20億円の黒字を目指す。
ワタミは例年、株主総会を両国国技館で開いていたが、平成8年の上場以来初の赤字にかんがみ、今年は東京・品川の会議場で開催。90分余りで終了した。出席した株主は2188人と、昨年の3分の2だった。