企業物価見通し、日銀目標に届かず 「1年後1.5%」 デフレ心理転換に壁 (1/2ページ)

2014.7.3 05:00

 日銀が2日発表した6月の「企業の物価見通し」によると、調査対象の約1万300社が1年後に想定する物価上昇率は、消費税増税の影響を除き平均プラス1.5%だった。日銀が2015年度にも達するとした2%に及ばず、3年後の見通しも1.6%止まりだった。「毎年2%程度の物価上昇が景気を活発にする」という日銀が描く経済の姿に、企業は確信を持てないでいる。

 企業の物価見通しは、日銀が3カ月ごとに実施している全国企業短期経済観測調査(短観)の一環として3月から採り入れられた。

 5年後の見通しでも1.7%だった。3月調査と比較すると、1年後と5年後が横ばい、3年後は0.1ポイント下落した。1年後の物価上昇率見通しについて、企業規模と業種別にみると、大企業が製造業、非製造業とも1.1%、中小企業が製造業、非製造業とも1.7%となった。

 調査はまだ2回目で、日銀は「確かな傾向の変化を読み取るのは難しい」(調査統計局)としている。

企業や人々の物価見通しである「予想物価上昇率」を重視

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