東芝は9日、大学や研究機関向けに人体に貼り付けて心電位や脈波、体動、皮膚温を同時計測できるウェアラブル生体センサー「シルミーバータイプ」を9月に発売すると発表した。新製品は非薬事品で、価格は周辺機器と合わせ、約10万円。今年度に2000台の販売を目指す。
同センサーの特徴は、心電位など4つの生体情報を同時計測できる点にある。例えば、睡眠の質を解析するには頭部や体に多数の電極を貼り付けて、一晩眠りながら脳波や呼吸など計測する必要がある。同社の製品を使えば、胸部に一つ貼り付けるだけで、変動データが得られ、解析できる。
また新製品は計測データをもとに心拍・脈波感覚、体動量、姿勢を算出し、近距離無線通信ブルートゥース通信でスマートフォン(高機能携帯電話)に結果を表示できる機能もある。
東芝は現在、ヘルスケア事業を強化しており、2015年度に売り上げ6000億円を目指している。今回の新製品は自社技術を結集し、開発した。今後もヘルスケア製品を積極的に投入する方針だ。