事業計画の策定を支援する上で越田氏が重点を置いたのが、ワイナリーヘの集客だ。落氏は新潟でノウハウを得ていたものの、余市町で成功する保証はない。必要な資金の規模やワイン用ぶどうが育っていない現状を踏まえ、資金繰りに直結する集客は大きなポイントとなった。
まず、新潟のワイナリーで落氏が成功した「ワインの木オーナー制度」の採用を決めた。ワイナリーの賛同者に1口当たり1万円で、ぶどうの木のオーナーになってもらい、醸造したワインを9年間、毎年1本贈呈する制度だ。落氏がドイツで学んだ「顧客=ファン」という考え方に基づき、共同出資者はワイナリーのファンでもあってほしいという願いから考案された。出資者と固定客を一度につかむことができる優れた制度だ。
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