玩具大手のバンダイが、米国事業戦略を大きく転換することが16日、分かった。これまでは日本でテレビ放映される番組を米国でも放映し、その関連玩具を販売することを軸としていたが、今後は、ディズニーなど米国の映画やテレビ番組で商品化権を獲得し、玩具を企画・製造・販売することに主眼を置く。過去には社会現象にまでなった同社の米国での玩具販売だが、その成功体験を捨てて、収益改善を図る。
具体策として、米国では11月に公開予定のディズニーの新作映画「Big Hero 6」に関連する玩具などの商品化権を獲得。今年末のクリスマス商戦から本格展開する。また、ハリウッド映画「GODZILLA ゴジラ」についても権利を取得し、ミニチュアなどを販売中。今後も、年間数件の権利を獲得し、事業の安定化を図る。
バンダイは日本で放送されている「戦隊シリーズ」の一部を米国向けに撮影し直し、現地で放映し、フィギュア(人形)など玩具を販売していた。1993年には「パワーレンジャー」がヒットし、人形の販売は年間1600万個に達した。その後は、米国ではケーブルテレビ局が再編を進める中で自社制作作品を優先させているため、パワーレンジャーの放映機会が減少し、玩具販売も低迷した。