「在宅勤務」新サービス開発競う 市場急成長、20年までに1000億円突破か (2/2ページ)

2014.7.19 06:31

「ワークスタイル変革EXPO」でウェブ会議システムを展示するリコーのブース=東京都江東区

「ワークスタイル変革EXPO」でウェブ会議システムを展示するリコーのブース=東京都江東区【拡大】

 リコーの販売子会社リコージャパン(東京都中央区)は、本社などに専用端末1台を用意すれば、クラウドを介し、同時に在宅勤務者最大20人までのタブレットなどの端末を結び、資料なども共有しながら会議や打ち合わせができるシステム「UCS P1000」を提供。「助成金導入以降で、『本当に業務効率が良くなるか』といった問い合わせが増えている。まさに商機だととらえている」(マーケティング担当)と意気込む。

 日立製作所も在宅勤務の導入や働き方改善に向けたコンサルティングサービスを開始した。

 市場調査会社のシード・プランニングの調べによると、テレワーク関連サービスの市場規模は、13年の277億円から、20年には約4倍の約1068億円に増加すると予測する。

 国土交通省の調査によると、在宅勤務者は、12年に前年比約2倍の約930万人まで増えており、さらに増加するとみられる。(那須慎一)

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