襟の形など千差万別。まじめに選んでイメージチェンジに挑戦を!!(イラスト=さかもと未明)【拡大】
これだけの襟やカフスの形があるっていうことは、当然「俺の顔に似合う、似合わない」があるということ。うちの主人は痩せ型なので、あるブランドのレギュラーカラーでは顔が埋まってしまい、ワイドスプレッドやホリゾンタルを選んだ経験があります。逆に「襟が違うと、ここまでよく見えるのか!!」ということ。
あと、私的にはカラー・セパレイテッド・シャツがおすすめですね。日本でクレリックと呼ばれる、ストライプなどと白い襟を合わせたあれです。気になっている熟年層も多いはず。「若いやつだけのもの」なんて決めず、試してみましょうよ!! そしてもちろん色も白だけでなく、ブルー、ストライプ、そのほかのカラーをそろえてください。無難だからと紺のスーツに白いシャツ、紺の無地のタイなんてつまらない。
◆襟幅は小さめが
ちなみにいまどきは、スーツもラペルも細いので、襟はあんまりかっちりなレギュラーよりセミワイド以上の開きで襟幅も小さめのものが合う気がします。基本的にラペルの内側に襟先が出て見えてしまうのはNGとされていますが、最近のスポーティーな着こなしの写真を見ると、「気にしすぎなくてもいい」傾向かと。でも、面接や公務などの場合はやはり上着の襟の内側にきれいに収まっているべきだと思います。そしてその収まりは、当然試着で試す。スーツの袖口から指1本分のシャツの袖も見えなくてはいけません。なんと、シャツこそ「試着して買う」べきアイテムなんですね。
「安売りシャツでもおんなじさ」と思っていたあなた、びっくりした? でも、シャツをまじめに選ぶだけで変わるんですから、本当に。
ちなみに、気に入った既製のシャツの袖丈が長すぎた場合に活躍するのがアームバンド。あれは作業をしやすくするためのものではなく、おしゃれをするための小道具だったんですねー。ネックサイズも重要!! 苦しくない程度にピッタリでないと美しくありません。既製品で合わなければオーダーしましょう。