国内第3位の航空会社スカイマークは29日、欧州の航空機大手エアバスの超大型旅客機「A380」の購入をめぐり、同社との間で解約を含めた計画の変更を協議していることを明らかにした。
同社は国内航空会社で初めてA380を導入し、国際線参入を目指していたが、大幅な見直しを迫られる恐れが出てきた。
スカイマークは、A380を6機購入する予定。今年中に1機目を受領して、12月にも同社初の国際線定期路線として成田-ニューヨーク線に就航させる方針だったが、6月には最大で半年遅れるとしていた。
円安による燃料費高騰や格安航空会社(LCC)の相次ぐ参入で経営環境が悪化し、4月からエアバスとの間で計画の変更に向けて協議を進めてきたが、交渉は難航しているという。