日本旅行は、外国企業の報奨旅行で人気スポットの渋谷駅前「スクランブル交差点」を日程に組み込んだ(同社提供)【拡大】
同社の1~6月の訪日客向け売上高は前年同期比37%増と好調だ。これに対し日本旅行は、訪日客が日本での宿泊先や観光先を自国の旅行会社を通じて予約する点に注目、海外の旅行会社とのパイプ強化に力を入れている。
日本人による海外旅行や国内旅行は成熟しつつあり、将来的に大きな成長は見込みづらい。一方、大手各社の売上高全体に占める訪日客向けの割合は軒並み5%に満たず、「伸びしろが大きい」(KNT-CTホールディングス)との背景が、訪日客取り込み強化の原動力となっている。
訪日客の数は「今年も下期が上期(626万人)と同数程度でいけば、年間で1200万人台に達するのでは」(観光庁の久保成人長官)との強気な見方もある。2020年に東京五輪の開催を控え、「日本は世界から注目される旅行先の一つになっている」(JTB)との追い風もあり、大手各社の訪日客の争奪戦は一段と熱気を帯びそうだ。