昨年の「ご当地かき氷まつり」=埼玉県越谷市のイオンレイクタウン【拡大】
松本社長は、単にユニークなだけでなく、「土地柄を反映したものであるべきだ」とも語る。かき氷まつりも、ご当地グルメへの関心の高まりに加えて、イオンレイクタウンのある埼玉県が「日本一暑く、アイスクリーム出荷量が全国1位でもある」(松本社長)ことから生まれたという。
松本社長は、東京・池袋のテーマパーク「ナムコナンジャタウン」で2003年にオープンし、全国のアイスクリームが味わえると話題になった「アイスクリームシティ」をプロデュースするなど、ご当地グルメの定着に貢献してきた。ナムコ在籍中に試食した食べ物は、3000種類以上。09年の独立後を含めると、食と関わった期間は10年以上にのぼる。
その長い経験の中で、「『人は食にエンターテインメントを求める』が持論になった」と松本社長。ご当地かき氷まつりでも、客が喜ぶ姿を心待ちにしている。(井田通人)
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【会社概要】ご当地グルメ研究会
▽本社=東京都中野区中央4-1-5 林ビル2F
▽設立=2009年2月
▽資本金=100万円
▽従業員=4人
▽事業内容=ご当地グルメをテーマにしたイベントの企画