セイコーブランドの情報発信拠点としてニューヨークに開業した「セイコーブティック」【拡大】
セイコーウオッチは19日、米ニューヨークに米国旗艦店となる「セイコーブティック」を開業した。約40平方メートルの店内には高級腕時計「グランドセイコー」やGPS(衛星利用測位システム)ソーラー腕時計「アストロン」など中高級価格帯の製品を中心に約100点を取り扱い、米国における「セイコー」ブランドの情報発信拠点に育てていく考え。
同社は現在、路面店、百貨店内などの独立店舗を合わせて全世界にセイコーブティックが約50店舗あるが、ニューヨークを手始めに数年内に倍増させることを視野に入れる。
開業した店舗は、高級ブティックなどが並ぶマディソン・アベニュー沿いにあり、海外の高級時計ブランドの店舗なども軒を連ねるエリアだ。競争の激しい同エリアで中高級腕時計としての地位を確保し、ブランドを浸透させるのが狙い。
国内の時計市場が成熟していることもあり、今後は欧米をはじめ、アジアなども含め海外展開を強化する。