東京・大手町の旧逓信ビル跡地に建設中の35階建て超高層ビルに入居予定だったNTTが、当初予定していた本社の移転を取りやめる方向で検討している。本社は昨年12月に移転した「大手町ファーストスクエア イーストタワー」にそのまま置き、新ビルにはグループ企業の事業所を入居させたい考えだ。
NTTは昨年の本社移転後、約400人の社員全員にシンクライアント(記録保持機能のない)ノート端末を配布。会議でタブレット型端末を使用するなど、昭和39年竣工の逓信ビルでは困難だったペーパーレス化を徹底させ、業務効率化を実現した。
一方、NTTは新ビルへの入居の権利を保持しているが、「再移転にはコストや手間がかかる」(幹部)としており、再検討することにした。ただ、完成まで4年あるため最終決定はまだ先になりそうだ。