--人手不足が社会的な課題となっている
「IT業界に入る人材の数も全体的に減っており、当社も採用面では特に東京で苦戦している。大阪、名古屋で採用し東京勤務という形態が最近多い」
「企業がクラウドやデータセンターの活用を進める中、ソフトウエアがますます成功の鍵を握るようになった。ソフトウエアは人がつくるものであり、開発の根幹は人の発想と技術だ。高度なIT人材の育成は業界全体の問題だ」
--今後の売り上げ目標は
「合併前の2社の単純合算は170億~180億円程度。2、3年で200億円へ引き上げたい。東京は伸びる余地はあるが競争が激しい。地盤の大阪はまだまだチャンスは多い」(南昇平)
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【プロフィル】松木謙吾
まつき・けんご 関西学院大理卒。日本IBMを経て日本コンピューター・システム。2005年4月、同社社長。14年8月、大阪市のIT企業、アクセスを吸収合併して誕生したNCS&A社長に就任。62歳。熊本県出身。
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【会社概要】NCS&A
▽本社=大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル
▽設立=1966年9月
▽資本金=37億7510万円
▽従業員=1125人
▽事業内容=システム開発、ITサービス提供、パッケージソフトなどの販売