積水化学工業は26日、住宅向けのパイプや接着剤などの配送サービスの一部を有料化すると発表した。運転手不足などが要因で、今月下旬出荷分から開始する。1回の配送で数千円程度を請求する方針だ。
対象はパイプや接着剤、保湿剤、雨どい、継ぎ手など建築工事に用いられる製品。運転手不足に加え、燃料費の高騰や景気回復によって車両の調達が難しくなるなど事業環境が悪化した。
住宅向け建材は製品の種類が増え、顧客からの注文も多様化したため小口の出荷が増加傾向にある。このため積み荷の少ないサービスを有料化することで、発注企業側にまとまった注文を出してもらい、配送回数を減らすという狙いもある。
有料化の終了時期は未定。同社は「当面は東北の復興需要や、(2020年の)東京五輪など引き続き、物流の逼迫(ひっぱく)感は高まるだろう」としている。