--インスタントティー市場が伸びている
「今年投入した粉末の『トロピカルフルーツティー』は夏場のアイスティー需要を開拓し、この夏シーズンは前年同期に比べ売り上げが約40%増の人気だった。昨年の冬はショウガブームに乗った『しょうが紅茶』も好調だった。当社の食品総合研究所は、有数のポリフェノール(カテキン)研究で知られる。紅茶に含まれる茶カテキンには、抗インフルエンザの機能があることが分かっており、引き続き話題を提供していきたい」
--プレミアム市場対応は
「昨年立ち上げた、通販ブランド『三井農林ティーウェルネス』の品ぞろえを強化している。世界で初めてカテキンの大量抽出に成功した技術を使った健康食品に加え、プレミアム感のある紅茶や緑茶で、シニア層や上質な商品を志向する消費者ニーズを掘り起こしたい」(上原すみ子)
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【プロフィル】柴沼隆之
しばぬま・たかゆき 一橋大卒、1979年三井物産入社。米国に海外研修員、穀物部、ミツイ・グレイン(ポートランドオフィス)、食料本部・統合流通戦略室長、タイ国三井物産・食料部長、中国支社長、理事などを経て、今年7月から現職。58歳。茨城県出身。
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【会社概要】三井農林
▽本社=東京都港区西新橋1-2-9
▽創業=1909年
▽設立=74年
▽資本金=74億2475万円
▽従業員=571人 (2014年3月末現在)
▽売上高=234億3500万円 (13年度)
▽事業内容=家庭用紅茶・緑茶の製造販売、業務用の原料供給や茶カテキンの開発や抽出物の原料供給・製品販売