【ピックアップ】マースエンジニアリングがセミナー (2/2ページ)

　セミナーでＭＳＤプロジェクトチームの澤田陽介リーダーはまず、消費増税にともなう業界動向を紹介し「現状では増税分を上回る落ち込み」と分析。その後、ＭＳＤから見た客層状況を紹介。パチンコ機では半数以上が５０代以上の顧客層となっているデータをもとに、４円貸しでは５０代以上の顧客が約５８％、低貸しでは７１％を超えており、この顧客層の囲い込みがポイントであると指摘。とりわけ、来店頻度の高い顧客は絶対に他店に取られてはいけない“重要顧客”であり、コミュニケーションのアップを支援するツールを提案した。

　また、アウト数に依存した考え方は見直すべきだとし、「単純なアウト数だけでなく、遊技客の遊技意欲を計る数値としてＰＬアウト（その機種に対する遊技客１人当たりの平均アウト数）やメーン比率から今後の営業方針を決定して行く必要がある」と強調した。

　新製品では、キーボードを廃しタッチパネル式で操作性を向上させた景品＆会員管理マルチターミナル「ＰＯＳ　ｍ８８５０」、ウエーブ加工によりきらびやかに発光する「新パーソナルランプ」をアピール。新台入替に伴うホールコンピューターや台ランプ、情報公開機器などの新機種情報更新を一括ですべて設定できる「機種情報自動取得サービス」も提案された。なお、新製品展示会およびセミナーは、東京の他に名古屋、大阪、福岡でも開催された。