中海集装箱運輸(チャイナ・シッピング・コンテナ・ライン、中海コンテナ)は今月上旬、仏海運大手のCMA CGM、中東大手のユナイテッド・アラブ・シッピング・カンパニー(UASC)との提携を発表した。3社は欧州-アジア航路や汎太平洋航路、アジア-地中海(黒海、アドリア海)航路で協調配船を行う。
業界関係者によると、これまで同業他社と提携しない姿勢を貫いてきた中海コンテナにとって初めての“海運同盟”となり、これで世界の貨物輸送会社20社のうち17社が同盟を結んだことになる。
今年6月、中国商務省はCMA CGMとデンマークの海運コングロマリットであるA.P.モラー・マースク、スイス海運大手のメディタレニアン・シッピング・カンパニー(MSC)が打ち出した3社提携「P3ネットワーク」について「独占禁止法に違反する」として否決した。
だが1カ月もたたないうちにマースクはMSCとの2社提携「2M」を打ち出した。2Mの規模はP3の255隻、260万TEU(20フィートコンテナ換算)から185隻、210万TEUになり、アジア-欧州航路市場におけるシェアは46.7%から36%に減少。マースクはこれについて「2Mの東西航路シェアは全体で30%未満で、中国の独占禁止法の管轄範囲外。中国商務省の承認は必要ない」と強調している。
業界関係者は「船会社同士の提携は業界の価格メカニズムの改変には至らない。輸送価格は需給構造の改善によって弾力化するもので、欧州経済の不確定性や大型船舶の短期納品圧力を鑑みれば、海運市場における競争は白熱化するだろう」と分析している。(経済参考報=中国新聞社)