韓国・国民銀が考査契約違反 虚偽説明 日銀、外国銀で初公表

2014.10.3 23:09

 日銀は3日、平成24年1~2月に韓国最大手銀行の国民銀行東京支店を立ち入り調査(日銀考査)した際、国民銀が実態と異なる資料を提出し、虚偽の説明をするなどの考査契約違反があったと発表した。日銀が考査契約違反を公表するのは13件目で、外国銀行では初めて。

 日銀によると、考査前に国民銀が提出した関連資料について、「一部債務者の名義が事実と異なっていたほか、考査期間中も虚偽の説明をした」という。

 日銀考査は日銀と当座預金取引をする金融機関が対象で、経営の健全性をチェックし問題があれば改善を求める。行政権限に基づく金融庁検査とは異なるが、重大な契約違反については開示できる。ただ、「具体的な違反内容については公表を差し控える」(金融機構局)としている。

 国民銀をめぐっては、担保価格を水増しして融資するなど多数の不正が明らかになり、金融庁は先に一部業務停止を命じた。これを受けて日銀も過去の考査結果を改めて点検。国民銀が書類の虚偽記載などを認めたため、違反を公表した。

 日銀は「誠に遺憾」として、国民銀に経営管理態勢の改善策や実施状況を報告するよう求めた。

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