LINE(ライン)は9日、世界の登録者数が5億6千万人を超えたと発表した。日本のほかアジアや中南米などで広がった。サービス開始は2011年6月で、日本での登録者数は、全体の約1割に当たる5千万人強に上る。
一方、同社は日米の証券取引所への株式上場計画をさきごろ延期したばかりだが、森川亮社長は9日の事業戦略発表会で「事業を安定的に伸ばしていくことが最重要。良いサービスをユーザーに安定してお届けし、新しい体験を提供することに集中したい」と述べ、上場予定時期を明らかにしなかった。
森川社長は、この日、新サービスの計画を多数発表したが、「すべての事業が順調に進むかは不明だ。安定して収益を上げ、投資家が安心できる環境を整えた上で上場を考えたい」と述べた。
同社は7月までに東京証券取引所と米証券取引委員会に上場申請書類を提出、早ければ11月にも上場を実施し、上場時の時価総額は1兆円規模に上るとみられていた。