【遊技産業の視点 Weekly View】 (2/2ページ)

2014.10.11 05:00

 なぜなら、パチンコは風俗営業として警察の許可のもとで営業している。従って、いき過ぎた射幸性は警察の判断で是正させることができる。現に、しばしばパチンコメーカーやパチンコホール経営企業は警察から指導を受けている。それが法的に担保されたギャンブルになるとどうなるのか。

 ゲーミングの規制の中で営業に関して、より厳しく管理されるとの話も聞かれるが、公営ギャンブルである競馬や宝くじの現状をみれば、その射幸性の設定において、自由度が高くなる可能性もある。

 いまは風俗適正化法という法律でパチンコの貸し玉料金は上限4円(税抜)と決められている。たとえば、その枠が撤廃されるとどうなるのか。カジノ法案に関する国会質問ではしばしばギャンブル依存症の質問が出ているが、これを加速させることにもなりかねない。

 そういった問題を無視し、法人税減税の穴埋めをするのが目的で、財源をパチンコに求めようとしているこの案に、どうしても妥当性を見いだせないでいる。

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【プロフィル】天野竜児

 あまの・りゅうじ 1972年大阪生まれ。近畿大学理工学部卒業。98年、経営コンサルタント会社アマノコーポレーションを設立し、現在に至る。日本メンタルヘルス協会で2年間心理学を学ぶなど、学問への好奇心は現在も旺盛。趣味は読書と旅行。

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