栗田工業 342億円、欧州に攻勢 独水処理薬品事業など買収

2014.10.28 05:00

買収でグローバルカンパニーを目指すと強調する中井社長(左)=27日、東京都中央区の東京証券取引所

買収でグローバルカンパニーを目指すと強調する中井社長(左)=27日、東京都中央区の東京証券取引所【拡大】

 水処理大手の栗田工業は27日、独化学品メーカー、BKジウリーニ(BKG)の一部事業を買収すると発表した。対象となるのは、水処理薬品など3事業で、買収額は約342億円を見込む。栗田工業にとっては最大規模の買収案件となる。2014年末の買収完了を目指す。

 栗田工業はBKGから水処理薬品事業のほか、紙製造を効率化させる紙プロセス薬品、凝集剤に使用するアルミナ化合物事業を買収する。このうち水処理薬品では、栗田工業の最新技術と組み合わせることで顧客に対する提案力を強化。特に欧州で攻勢をかける。「欧州経済の減速懸念はあるが、市場拡大の可能性は十分にある」と中井稔之社長はみている。

 買収する3事業は、独、仏、中国、トルコなど9カ国を販売拠点としており、事業規模は約240億円。譲り受ける従業員は約460人。栗田工業は国内市場が縮小していく中、海外事業の強化を模索していた。栗田工業と同じ事業を世界で展開するBGKと組むこで、海外事業の基盤が強化できると判断した。特に伸び悩んでいた紙プロセス薬品分野でシナジー効果が発揮されるとみている。今回の買収によって海外シェアは9ポイント増の28%まで拡大する見込み。

 買収にあたって、中井社長は「今後は欧米市場への展開も視野にグローバルカンパニーを目指す」考えを示した。

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