楽天と傘下のフュージョン・コミュニケーションズは29日、格安料金のスマートフォン事業に参入すると発表した。NTTドコモの通信ネットワークを利用し、「楽天モバイル」としてサービスを提供、会員数約9400万人を抱えるグループの顧客基盤を生かして「3~4年後には販売台数1000万台を目指す」(三木谷浩史会長兼社長)。格安スマホは流通や家電販売大手などの参入も相次いでおり、競争が激化しそうだ。
同日から楽天モバイルの通信サービスを利用できるSIMカードのネット販売を開始。月額利用料は、高速通信規格「LTE」に対応した3プランで1600~2960円(データ通信量2.1~7ギガバイト、12カ月契約)。ドコモ端末の利用者は、SIMロックを解除せずにカードを差し替えれば利用できる。通話はフュージョンが提供する「楽天でんわ」への加入を促す。
一方、SIMカード付き端末を購入する場合は2年契約で端末代1200円を毎月通信料金に上乗せする。第1弾は台湾エイスースの「ZenFone(ゼンフォン)5」で、来月上旬から出荷開始。12月に第2弾を予定し、順次機種を追加する。