主要百貨店が平成27年新春に売り出す福袋が、出そろい始めた。各社が共通して取り組んでいるのが、消費税の免税対象拡大などを背景に増えている訪日外国人をあてこんだ「インバウンド」対応の福袋。いずれも金の盃や甚平など、日本文化を感じさせる内容となっている。
11日にお披露目会を開いた三越伊勢丹は、都内の主要3店で、計14万点近い福袋を1月2日から販売する。前年比で3%増の売り上げを目指しており、三越日本橋本店の中陽次店長は「いいこと悪いことが入り交じるマーケットを、盛り上げていきたい」と語った。
訪日外国人客の多い三越銀座店ではインバウンド対応として、日本の職人の腕前が分かる金製の盃と銚子のセットを、税込み2015万円で販売。
インバウンド対応以外では、体験型の福袋も充実し、三越日本橋本店は、着物を仕立て、料亭のお座敷で幇間(ほうかん)(男芸者)芸を楽しめる福袋を75万6千円で提供する。
一方、西武池袋本店は、「未来」をキーワードに、6つの切り口でテーマを付けた1500種類15万個を用意し、1月1日から販売。訪日外国人向けに、甚平、風呂おけ、入浴剤などを一緒に入れた温泉気分を味わえるセットなど、1万円台中心に、日本文化を感じられるものをそろえた。
1月2日から発売する松屋銀座ではインバウンド対応として、ニッカウヰスキーのセット(64万8千円)などを販売する。