【挑む】ブイキューブ・間下直晃社長 ウェブ会議最大手 在宅医療進出へ意欲 (1/2ページ)

2014.11.17 05:00

 ウェブ会議システムで国内最大手のブイキューブは昨年12月に東証マザーズに上場するとともに業容拡大を加速。11日にはセキュリティーや管理機能を付加した法人向け簡易メッセージサービスの提供を開始した。間下直晃社長は「上場後、ビジネスの付き合いが広がってきた」と話し、新規事業への意欲を燃やす。

 --「LINE」や「ワッツアップ」など個人向け簡易メッセージサービスが数億人規模で利用者を伸ばすなか、あえて法人専用サービス「V-CUBEゲイト」を打ち出した。

 「LINEなどは管理も問題もあって企業では使いにくい。管理者がグループ分けやセキュリティー機能などを設定しやすくした企業向けのサービスは、ニーズが多いはず」

 --個人向けと同様、無料で提供する狙いは

 「きめ細かく管理できる有料版もあるが、まずは企業内の個人に無料で使ってほしい。無料だからといって類似サービスのように機能に制限は加えていない。安心感を持って使ってもらい、必要になればウェブ会議を導入してくれればいい」

 --英、中、タイ、インドネシアの4カ国語に対応し、早期に国内100万件、海外100万件の利用者を獲得する計画を掲げた

 「現地に何年もかけて達成する目標ではない。この種のサービスは言語対応さえすれば現地に営業部隊がなくてもグローバル展開ができる。セキュリティーが問題だとして個人向け簡易メッセージサービスが使用制限されている中国や台湾にも進出したい」

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