三菱商事衣川潤副社長【拡大】
--金属資源の資産配分について三菱商事の将来像は
「原料炭と銅が2本柱だ。中期経営計画で持ち分生産量を20年に倍増させる計画だが、石炭は前倒しで達成できる。銅は11年に出資したチリのアングロ・アメリカン・スールの未開発鉱区やペルー鉱山開発によって23~25年に現在の倍の50万トンを目指す。凍結中の豪州鉄鉱石の大型案件も満を持しており、必ず再開の日が来る」
--銅の需給についての見通しは
「滅菌効果がある銅は病院の内装向けなど新たな用途開発も進み、必ず逼迫(ひっぱく)する。原料炭と鉄鉱石は新興国で国づくりの初期に、銅は工業化が進んだ状況で必要な資源だから、両方でバランスがとれリスクを回避できる。チリの鉱山への出資は将来の成長の中で取り返せる」
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【プロフィル】衣川潤
きぬかわ・じゅん 慶大商卒、1975年三菱商事入社。石炭部、カナダ三菱商事勤務を経て2005年執行役員鉄鋼原料本部長、08年常務。13年4月から現職。金属グループ最高経営責任者(CEO)を務める。東京都出身。