NTTドコモの加藤薫社長【拡大】
ドコモ光の受け付けはドコモショップが窓口となるが、光回線仕入元のNTT東西地域会社やISPとの取り次ぎを担う「ドコモ光センター」(仮称)を設置。顧客情報や工事情報なども同センターで一元管理する。
NTT東西ではISPとの一体販売は禁止されていたが、ドコモはドコモ光にISP料金をセットにした料金体系を設定。さらに携帯電話の定額データ通信プラン「シェアパック」と組み合わせて「ドコモ光パック」として販売する。セット割引料金は未定だが「上位プランほど高い割引率になる」(加藤薫社長)。
NTT東西の光回線の卸売りについては、KDDIやCATV事業者などがグループ内の排他的取引を防ぐため卸売り料金の開示を求める要望書を高市早苗総務相に提出。12日には自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)が、料金開示などによる透明性確保や過当競争防止などをNTTと総務省に求めた。