■EIZO 26.5型ディスプレー
EIZOは、アスペクト比が1対1で解像度が1920×1920ドットという正方形の26.5型液晶ディスプレー「FlexScan EV2730Q」を発表した。2015年1月~3月の発売を予定しており、価格は未定。
これまで航空管制向けディスプレーなどでは存在するアスペクト比であったが、一般個人向け展開では初となる。表示面積は475.7×475.7ミリ(幅×高さ)と、22型ワイドとほぼ同等の幅で省スペースながら、1920×1080ドット(フルHD)と比較して縦方向の情報量が78%も増え、頻繁にスクロールを必要とするウェブサイトの閲覧に加え、情報量が多いCADデザイン、コーディング作業に好適としている。
型番末尾の「Q」は“Quadrate(正方形)”を意味するが、EIZOでは新しい使い方をユーザーに問う(Question)という意味も込めて付けている。新製品発売時には、ユーザーからの声も募集する予定。
機能面では、ビジネス向けのFlexScanシリーズの特徴を継承し、環境光に合わせて輝度調節する「Auto EcoView」、離席時に画面をオフにする「EcoView Sense」、低輝度時の画面のチラツキをカットする「EyeCare調光方式」、ブルーライトを削減する「Paperモード」、10bit LUT(ルックアップテーブル)による滑らかな階調表現などを備える。パネルはIPSで、オーバードライブ回路を搭載。最大表示色数は1677万色。そのほかの仕様は開発中のため公開されていない。