記者会見で握手するクラケンのジェシー・パウエルCEO(左)とマウントゴックス破産管財人の小林信明弁護士=26日、東京都千代田区【拡大】
インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所クラケン(米カリフォルニア州)の代表は26日、東京都内で記者会見し、今年2月に経営破綻した大手取引所「マウントゴックス」運営会社MTGOX(東京都渋谷区)の破産手続きを支援すると発表した。
日本ではMTGOX破綻後、有力なビットコイン取引業者が不在だったが、クラケンが10月に日本向けサービスを始めた。
今回、クラケンは、盗まれたとされるビットコインの調査、マウントゴックス資産の債権者への配当手続きなどに協力する。現時点で、債権者への返済原資は約20万ビットコイン(約88億円)を含めて100億円程度ある。ただ、負債は引き受けず、事業は継続しないという。
会見したクラケンのジェシー・パウエル最高経営責任者(CEO)は、事業を継続しない理由について、「マウントゴックスのブランド力は失われた。ビットコインの信頼を回復するため、債権者への配当を優先すべきだ」と説明した。