【Sakeから観光立国】ワイン三冠王、日本酒の将来性示す (2/2ページ)

2014.11.28 05:00

モネゴ氏(上段左から3人目)によるドイツワインと日本酒の特別セミナー参加者=10月14日、東京・南青山

モネゴ氏(上段左から3人目)によるドイツワインと日本酒の特別セミナー参加者=10月14日、東京・南青山【拡大】

 セミナーには日本酒の海外振興に取り組む農水省や日本貿易振興機構(JETRO)の関係者をはじめ、著名なソムリエやワインジャーナリスト、酒販店、輸出に熱心な蔵元らが参加し、モネゴ氏のワイン、日本酒それぞれのグローバルに通じ、かつ的確で奥深いテイスティングコメントに魅了された。

 モネゴ氏は「日本酒とワインは違うようで似ているかもしれない。この5つの日本酒でディナーをカバーでき、世界のソムリエに驚きを与えられる」と日本酒の将来性を示し、蔵元には「私の希望はラベルが読めるようになること。ブランド名、酒造米の品種、酒のタイプだけでもローマ字表記が入るといい」と国際化への具体策を助言して、締めくくった。

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【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年、日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年、コーポ・サチを設立、社長に就任。世界最大規模のワインコンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本代表。観光庁酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー、農水省・経産省ミラノ万博サポーター、一般社団法人ミス日本酒顧問などを務める。

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