特定信書便の市場規模と取り扱い数は24年度に100億円、1千万通の大台を突破し、事業者数は今年2月末時点で414社まで広がった。同省は今回の緩和により、さらに100億円近い規模の市場開放につながると試算する。
ただ、既存の中小事業者にとっては「痛し痒し」の側面もあるという。神奈川県内の業者は「サイズが小さくて済むようになれば、顧客からの単価引き下げ圧力も強まる。それに見合うだけの取り扱い増につながればいいが」と競争激化への不安を打ち明ける。
日本郵便は今年9月の中間決算で386億円の最終赤字と苦戦しており、西室泰三・日本郵政社長が「今後の事業存続に関わりかねない問題だ」と規制緩和への懸念を示す。
総務省は規制緩和策がまとまったことを受け、日本郵政が全国一律のユニバーサルサービスを維持していくための方策について来年から検討を始める方針だ。