■個人向けでナンバーワンの銀行目指す
--2003年に注入された公的資金の返済のめどは
「昨年5月に公表した計画では18年3月までの完済を目指してきたが、これを前倒ししたい。そのためにも利益をきちんと積み上げ、個人向け分野でナンバーワンといわれる銀行を目指す」
--中小企業向けの貸し出しが増えている
「オーナー経営者向けの事業承継の融資は年約5%のペースで伸びている。親族からの株の集約など事業承継支援サービスが人気だ。設備投資に積極的な中小企業も多い。工場の設置を検討している企業には不動産仲介も行うなど、付加価値をつけた融資に取り組んでいる」
--金融緩和が続く中で住宅ローンは金利競争に走りがちだが、差別化のポイントは
「住宅ローンではトップランナーになりたい。金利競争に陥らないため、付加価値を提供して、その分を利ざやに反映させたい。返済期間中に死亡した場合、団体信用生命保険の保険金で支払える商品を出すなど、お客さまが安心して住宅を購入できるようにしている」
--新築着工件数が減る一方で、中古住宅市場が活性化している
「今年4月に東京・渋谷、10月に横浜と埼玉・南浦和に中古流通専門チームを置いて戦力を強化している。(4~9月実績の4700億円に対し)10月から来年3月までに住宅ローン全体で7600億円を融資する計画だ」
--再編が相次いでいる地方銀行との連携強化は
「地銀が地域経済に与える影響は大きい。将来を見据えた経営統合は大変いいことだ。ただ、当社グループとの関係でいえば、地銀との連携は資本提携ありきで考えてはいない。当社から信託などのノウハウを地銀に提供することで、お互いに顧客を増やせるような関係を結ぶことが先になる」
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