人工知能「ワトソン」の主な活用事例【拡大】
ボナペティに掲載された9000種類のレシピをただ出すのではなく、食材や調理法の関係を良く学習した上で、その日の季節や気分に合ったレシピを提示する。
■料理のレシピ提案
この日は、生江シェフのオーダーに対し、シェフワトソンは冬の街で冷え切った体を温めてくれる蟹とトリュフのスープや信州牛のローストなどをセレクト。生江シェフがこのレシピを調理し、イベント参加者はオリジナル料理に舌鼓を打った。
人工知能ワトソンは、膨大なデータを即座に分析するだけではない。自然言語の解析能力や学習能力を持ち合わせ、人間と対話しながら、知的作業を行えるという機能もある。
三井住友銀行とみずほ銀行はこの機能を生かし、来年からコールセンター業務にワトソンを活用したシステムを導入する。顧客とオペレーターの会話を聞き取り、最適な回答を提示してくれるという。みずほ銀行のシステムでは、自動で音声がデータ化され、オペレーターは文字を入力せずに済む。