しかし、当初は実際の商品として提供できるレベルになく、学生は内容を繰り返し見直して提案。その中から、カメラを通し日本技術、文化に触れる「日本で出会う本当のカメラの楽しみ方~和菓子編~」に白羽の矢が立った。
このアイデアを提案したチームは当初、ドラえもんをメーンコンテンツに使ったツアーを企画したが、外国人観光客の受け入れ態勢が整っていないことを知り断念。「外国人に受けのよい和菓子や食品サンプルを作り、できたものをキヤノンのショールームに持ち込んで撮影しカメラの性能を実感する」(観光学部3年の高畠秀宜氏)商品案に変更した。
GMTは「観光客はカメラを当然持ち歩くのに、ツアーに組み込んだアイデアがおもしろい」(営業企画部の伊藤紘之氏)と評価した上で「カメラの良さを引き出すには写真映えする外がいい」と判断。キヤノンと交渉して外に持ち出せるよう了解を取った。