新規の取引先だと、いきなりニーズに合った提案をすることは難しい。霜鳥氏は事業所のデータを事前に調べ、訪問した際にデータを確認しながら資金ニーズを探り、提案する方法を心掛けている。事業所の評判なども事前に調べ、時間帯を変えて事業所や周辺も観察する。飲食店であれば客として食事もし、生きた情報をつかんでおく。
経営者との距離が近づけば、事業内容や経営状態などを話してくれるようになり、悩みや課題を引き出せれば、必ず翌日に応答をするように心掛けている。例えば、飲食業の新規取引先でリピーター率を伸ばしたいという話が出たとき、「リピーターづくり」をテーマにした経営情報誌を持って翌日訪問した。顧客から喜ばれ、事業内容の見直しにもつながった。
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(編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp
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【プロフィル】霜鳥昇
しもとり・のぼる 2007年4月新潟信用金庫に入庫。大形支店、中山支店を経て13年4月から現職。モットーは「一笑懸命」。