日本たばこ産業(JT)は8日、国内で販売している紙巻きたばこの一部銘柄が、外付けのパイプフィルターから外れやすくなっていると発表した。8月から今月5日まで、同社には143件の報告が寄せられており、中にはやけどしたケースもあるという。海外製品と仕様を統合するため、たばこの直径を0.1ミリ細くしたことが原因で、9日付の各新聞朝刊にも社告を載せ、広く注意を呼びかける。少しでもたばこを外れにくくするため、同社は来年2月以降、生産設備は更新せずに、たばこの直径を改めて0.03ミリ程度太くする取り組みを進める。