カンボジアに進出を決めた理由について深山社長は「成長著しいカンボジアだが、土地の価格はまだ適正に変動していると思う。ただし、これから上がる可能性があり、物件を開発するタイミングは今だと考えた」と語った。さらに今回建設する1棟目をモデルとし「東南アジア諸国連合(ASEAN)に今後5年で1000世帯分のサービスアパートを建築したい」との目標を示した。将来的には自社開発物件を不動産証券化などで流動化し、自社事業としては管理部門のみを残していく考えも示した。
◆海外12カ所で展開
プノンペンをはじめ、カンボジアの都市部は建築ブームが続いている。特にプノンペンでは高層集合住宅や商業ビルが相次いで建設されているが、不動産の取得や賃貸・管理制度はまだ整備されておらず、契約や入居後の対応をめぐりトラブルになるケースも多い。
カンボジアではすでにスターツが11年に進出して現地法人を設立、賃貸事業を開始している。こうした日系不動産会社の進出により、日本式の不動産サービスの広がりを期待する声は高い。
レオパレス21の海外拠点はカンボジアで12カ所目。5日に開業式を行ったミャンマーも加え、中国、韓国、東南アジアで事業を展開している。海外展開の目的について同社は「日本から海外に進出するアウトバウンドのお客さまへの物件紹介のお手伝いと、海外から日本に来る外国人留学生や就労者のみなさんへの日本国内レオパレスの紹介など、インバウンド事業の両方を拡充したい」としている。