初動誤り経営直撃…まるか食品、甘かった危機管理 リコール保険も未加入 (2/2ページ)

2014.12.12 06:51

 初動対応を誤ったことで業績悪化を招いた例は枚挙にいとまがない。昨年12月に子会社旧「アクリフーズ」群馬工場で農薬が検出されたマルハニチロホールディングス(HD)は、消費者による異臭の指摘から発表まで1カ月半もかかるなどして信頼を失墜。冷凍食品の販売が落ち込んで、2014年3月期の最終利益は前期比4割の大幅減となった。

 大手食品メーカーの関係者は「異物混入リスクを完全になくすことはできない」と明かす。その上で、「業績への影響や信頼失墜を抑えるには、リコール保険への加入や、原因の早期特定のための体制づくりといった危機管理が大切」と指摘した。

 食品メーカー各社は円安や原材料費高騰を受け、相次いで冷凍食品などを値上げしている。買い控えが広がる可能性もある中、「食の安全」への対応の誤りは致命傷になりかねない。

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