【遊技産業の視点 Weekly View】 (2/2ページ)

2014.12.20 05:00

 たとえば「定量制」では客にその“お得感”と“満足感”を与えないと成功しない。4000個、5000個定量で交換しても、またいつでも打てるという感覚を客に植え付けることが大切だ。短時間でも遊べる、その遊びやすさが「定量制」の魅力。いつ行っても勝てる可能性の高い台で打てるかもしれないという意識を定着させていかなければならない。

 そこでは演出も求められるが、客の射幸心をそそる行為にあたらないような配慮も求められてくる。あくまでも営業のなかでの実践的訓練で培っていくしかないし、従業員教育も必要性が増す。定量でその台を停止させたあと、どうやって開放するかの客の管理もきわめて重要になる。この管理面でのノウハウ構築にはとくに時間をかけて対応したい。

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【プロフィル】三浦健一

 みうら・けんいち 1948年生まれ。遊技業界専門誌の編集長を経て89年に独立。月刊誌「シークエンス」を創刊し、業界で初めてFAXによるリアルタイムの情報配信もスタートさせた。業界ジャーナリズムの先駆け的存在として知られる。

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