ファミマ、月額5000円軸にベア検討 15年春闘 小売り大手でいち早く対応 (1/2ページ)

2014.12.25 05:00

 コンビニエンス大手のファミリーマートが2015年の春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を2年連続で実施する方向で検討していることが24日、分かった。小売り大手でベア実施に向けた動きは初めて。労組側の要求も踏まえながら、前年実績の月額5000円を参考に調整を進める。

 ベアの対象は、本部社員など三千数百人になるとみられる。

 ファミマは、12年度に3955円のベアを実施。13年度は見送ったが、14年度には5000円のベアを実施した。14年度は、定期昇給と手当を合わせて月給を1万円引き上げた。15年春闘でも、物価上昇を反映させる必要があると判断した。

大手の競争激化は必至…ベア実施で社員の意欲を高める考え

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