だが、買い替え需要が多かったためユーザーの年齢層は徐々に高齢化。若返りを図ろうと2012年の全面改良で王冠を付けた前面の格子部分を大きくするなど大胆なデザインに切り替え、13年に限定発売したピンクモデルも話題を呼んだ。
14年には燃費性能が高いハイブリッド車(HV)モデルの受注が約8割を占めるなど刷新は進んでいる。ただ、個人の女性客や40代以下の男性客は全体の25%にとどまり、ユーザーの若返りは今後も課題だ。
若者の車離れが顕著になる中、保守的なイメージを脱皮し、いかに次世代のファンを獲得するか。「おじさんの車ではなく、いい車だねと若い人にも言ってほしい」と担当者は話しており、トヨタの模索は続く。