コンビニの「外食市場」侵食止まらず チキン、コーヒー、ドーナツ…次々と投入 (5/7ページ)

2015.1.9 07:01

セブン-イレブン・ジャパンが投入するドーナツ(右)と、100円コーヒーの専用機械(左)

セブン-イレブン・ジャパンが投入するドーナツ(右)と、100円コーヒーの専用機械(左)【拡大】

 ドーナツでもコンビニと外食専業の戦いが始まった。

 セブンイレブンは昨年11月、レジ横に設置した専用ケースに並べる形でドーナツを全国発売すると発表した。価格は100円からで、今年8月までに全国1万7000店に導入する。全国にある専用のパン工場で1日2回製造し、「フレッシュで高品質な商品を届ける」という。

 調査会社の富士経済によると13年の外食産業のドーナツ市場は1173億円。大手専業ミスタードーナツの13年度の売上高は1030億円で、9割のシェアを占める。

 圧倒的王者に挑むセブンイレブンだが、発表会見に臨んだ鎌田靖・常務執行役員は「あくまで独自に開発した」と、ミスドを意識したものではないことを強調。掲げた販売目標は16年度に6億個、600億円。金額は2年ほどでミスドの6割に迫る。しかも店舗数はミスドの1350(14年3月末時点)に対しセブンイレブンは1万7000。10倍以上の店舗網を生かして王者を脅かす存在になるのは想像に難くない。

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